よくあることですが、「成績保証」というお題目をスローガンにしている塾があり、近頃また広告でそれを前面に押し出している塾があります。
保証できなかった場合には、以降の授業料を一定期間免除あるいは減額するパターンが多いようです。
保護者にとってはすごく安心できるキャッチコピーです。
でも本当にそれを鵜呑みにしてもよいのでしょうか?
成績保証するための条件を細かくしっかり検証してよくお考えください。教室長の言いなりの講習回数を受講することや長期間の遅刻・欠席・宿題忘れに制限回数があることなど、実際には実現が難しかったり、可能であっても費用がバカ高くついたりするケースがほとんどです。
「成績保証」という言葉を餌にして生徒を取り込めば、塾としては面白いほど儲かります。
なぜなら、学校のテスト範囲の内容を長時間繰り返して勉強すれば、ほとんどの生徒にとってテストの点が取れるようになることは間違いないからです。
そうであるならば、講習回数を多くするだけの条件で生徒の成績は上がる訳であって、遅刻が一切ないこと、宿題を必ずやることなどの他の条件は成績保証をしないための塾側のセ-フティネットでしかないのです。
万が一、目標にしていた点数が取れなくて以降の授業料を一定期間免除したとしても、今後の儲けが少なくなるだけであって、それまでに充分利益を取っているので痛くも痒くもないという訳です。