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アーク通信

  1. 学校教育と受験についての考察②

学校教育と受験についての考察②

2020.07.24

一つのクラスには知能程度の高い生徒から低い生徒まで、そして様々な性格の生徒が混在しています。そのような生徒たちに対して学校は、指導指針に沿って平均的な学力レベル層の理解を目的とした授業を行っているのです。
能力の高い生徒にとってはつまらない授業であるし、反対に低い生徒にとってはなかなか理解できない。ということで授業に対する興味が離れていきます。クラスによっては興味を失った生徒たちが騒いで、中間層も含めて授業にならないこともあるでしょう。

学校でも科目によっては理解度(成績)によってクラスを2つに分けた授業を試みています。
標準レベルの授業ともう少し低いレベルの授業というように分かれているはずです。しかし、それは単に授業の内容を簡単にしただけなのです。
生徒にとって楽しい授業をしていることにはなっていません。
教師にもっと自由に授業をさせてあげれば楽しい授業ができるかもしれません。

教師は新任の頃は誰しも学校教育に携われるという喜びを胸に頑張るのですが、何時しれず現実の中にその夢が埋没していくように思えます。そして教師個人の自己満足として一つの授業を終えたことの積み重ねが定年まで続いていくような気がしてならないのです。もちろんそのような考えを肯定する先生はほとんどおられないはずだと信じています。しかし、現実問題として一律の授業で全ての生徒を満足させられる道理がなく、人事評価・評定を考えると無事に授業を終えることが目的となってしまっているのではないのでしょうか 。
これは現場の教師が悪いのではないのです。そうせざるを得ない現在の教育システムが問題なのです。

日本ではごく一部の例外を除き、飛び級制度はありません。また、義務教育期間は落第することはありません。

教育には日本の義務教育に代表される「履修主義」と欧米に多い「習得主義」があります。
前者は同じ年齢の子供を同時期に一斉に入学させ、学習内容の定着如何に関わらず決まった時期に卒業させるのに対して、後者は目標の達成度に応じて進級を決めます。つまり、飛び級や留年が普通にあるのです。

何も欧米と同じ教育制度を採用すべきだとは言いません。
生徒のレベルに合わせた授業をすべきなのです。学力レベルの高い生徒たちにはどんどんその能力を高めるべく高度な授業をすれば、多くの生徒は興味を持って授業に食い付いてきます。
低い生徒たちには、まず彼らの興味が湧いてくるような低次元の学習内容から繰り返すことが重要です。あるいは学習に対する動機付けを喚起するのです。

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