アーク個別指導学院
生徒たちの学習の機会を奪うべきでないということが当塾の最優先事項となります。
各地で新型コロナウイルスの感染者数が拡大していることは残念であり、小中高校等への休校要請は感染拡大防止の為の措置であるでしょうが、全国的に要請することは極論に走りすぎているのではないでしょうか。共働き世代や企業などへの影響ということについてはメディアでも盛んに露出されていますが、学力の低下という観点からはほぼ報道されていません。
予期せぬ１か月余という長期の休みになるため、学習活動がほぼ停止してしまう生徒が多くなってしまうことに強い危機感を感じます。
一般的に多くの生徒たちは勉強することが好きではないという事実をマスコミもあまり報道しません。私も認めたくはありませんが、少なくとも知る限りにおいてそれは厳然たる事実です。そして、勉強をしなければ誰であろうと確実に学力が低下することも事実です。
通常の長期休暇であれば、学校も計画的に学習内容に鑑みた課題を生徒に与えますが、今回のような唐突な状況では、取りあえずのプリントや冊子を休校期間中の課題として画一的に配布することで対応するしかなかったことでしょう。
一部の生徒を除いては多くの生徒が、学校からその課題を与えられたとしても、日々計画を立てて学習するわけでもなく、短時間にやっつけ仕事で終わらせることは目に見えています。外出さえも自粛要請されている現状では生徒たちはゲームをずっとやり続けることは明白です。もちろん、低い年齢層では公園などで遊ぶこともあるでしょうが、高学年になるにつれてそれも激減します。逆に高学年になるほどゲームをする以外ではカラオケなど繁華街に出る確率も高くなり、却って罹患の危険性を増しかねません。
全ての住人が一定期間一切外出をしないということならこれ以上の感染は防げるでしょうが、それは全く現実的ではなく、通常の生活をしていれば、いくら警戒していても罹患するときにはどうしても罹ってしまうでしょう。
そう考えるならば、感染を恐れることよりも休校期間にいかに学力を維持するかということの方が重要課題であり、生徒によっては学習の遅れを取り戻す絶好の機会が与えられたわけです。また新学年の学習内容への予習が可能になったと前向きに捉えるべきです。
塾生及び保護者の全員に直接連絡を取り、新型コロナウイルスに対して最大限の対策を講じたとしても、感染のリスクは皆無とはいえないことを説明した上で、休塾を希望されるか通塾を希望されるかとの確認を取ったところ、実家に子供を預けることにされた1人以外、全てのご家庭から通塾させたいという回答を得ました。
それであるならば、塾が学校で勉強できない生徒たちの受け皿となるべきではないでしょうか。
塾は学校のように生徒同士が大声を上げて触れ合う場所ではなく、マスクを外して給食を食べることもありません。予防策を徹底している限り、塾でクラスター感染が起こりうる確率は非常に低いわけです。細かなことを言えば、当塾の入り口は非接触型の自動ドアであり、来塾生には全て入り口でスタッフがスプレー式の消毒液をプッシュしていますので器具に触れることもなく、更に消毒液の塗布状態まで視認しています。また、生徒同士の机の間隔も通常の倍近く確保しています。
それでも100％安全かと問われると肯定はできません。
新型コロナウイルスに感染する危険性が皆無ではないことを承知の上で、通塾される塾生には従来通りに指導をいたします。また、当面の間通塾を控えることを要望される塾生には有効期限を無期限として授業の振替を行います。
もう一度申し上げます。生徒たちの学習の機会を奪ってはならないのです。
